真性包茎の治療方法

真性包茎は、医学的にも治療が必要と言われています。
真性包茎の治療は切除手術がメインとなります。

【真性包茎は病気?】
真性包茎とは、包皮輪(亀頭を覆っている皮の入り口の輪になっている部分)が極端に狭く皮を剥くことができない状態のことです。医学的に「包茎」というと、真性包茎のことを指します。真性包茎というだけで治療が必要な病気とみなされるのです。そのため保険の適用もほとんどの場合で可能です。保険を使った手術は1~3万円程度です。自由診療の手術が10~30万円なのと比べるとかなり安価で治療ができることが分かると思います。

真性包茎はどうして病気として扱われるのでしょうか。それには、以下のような理由があります。
・皮を剥くことができないため恥垢が溜まってしまい細菌・性病の温床となっている。そのため亀頭炎などの病気が頻発する。
・性交時に痛みを伴うことが多く、満足な性生活を送ることができない。激しく動くと裂傷が起きる場合もある。
単に真性包茎というだけでは病気とは扱われないのですが、以上のような症状が出ている場合には病気として保険が適用できます。

【真性包茎の治療法】
<切除手術>
軽度の仮性包茎の場合には、恥骨部脂肪吸引法やナチュラルピーリングなどの方法でペニスの皮を切除することなく治療が可能です。しかし真性包茎の場合には、これらの方法では効果が出ません。ほとんどの場合には、切除手術をすることになります。保険を適用する場合には、手術の目的は美容目的ではなく病気の治療目的となります。そのため術法の選択肢は多くはありません。
手術痕が残ることもありますし、「包茎」を完全に解消するわけではなく仮性包茎の状態にするだけという場合もあります。

<ステロイド剤>
幼児期の真性包茎に対しては、ステロイド剤を用いた治療が一般的になっています。これを成人にも利用できないかどうか近年注目されています。

<自分で剥く方法>
器具や手を使って自分で包皮輪を広げていくという方法もあります。しかしこの方法は、裂傷を伴うことがあり危険です。包皮に傷が入ってしまうと感染症の原因となることもあります。また包皮の傷が原因で包皮と亀頭が癒着を起こしてしまい、包茎の症状が悪化してしまうこともあります。
基本的には、真性包茎の治療は病院での指導の元行っていくようにしたほうがいいでしょう。

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