子供の包茎ケア
子供に対する包茎ケアについては、様々な議論があります。医師会の中でも賛否両論存在しているのです。
治療を決断した場合でも、手術まで行くか翻転治療でとどめるかについては慎重に検討する必要があります。
【ペニスは18歳まで成長する】
ペニスは主に思春期に成長します。少なくとも25歳までは伸び続け、包茎が解消されることも多いです。中には、25歳までは大きくなるという意見もあります。
医師の中には、小児の段階では包茎が自然なので真性・仮性の区別をすること自体ナンセンスという方もいらっしゃいます。
ですから、母親の方でこのページをご覧になっている方は、「うちの子が包茎なんて…」と思い悩む必要はありません。もちろん将来に備えて早い段階から包茎治療をするというのも、一つの選択肢です。ただ性器は大きくなるということと、幼児・小児期の包茎は普通なんだということは知っておく必要があるでしょう。
思春期の方で、包茎で悩んでいる方も多いでしょう。性的なことが気になる時期ですから、それ自体は自然なことです。しかし前述したように性器は成長します。無理のない範囲で少しずつ剥いていくという方法で包茎を改善した人もたくさんいます。(※無理に剥いてしまうとカントン包茎という非常に危険な事態になるので絶対にやめましょう。また出血してしまうと皮がくっついてしまい、包茎が悪化してしまうこともあります。)
【子供の包茎の治療法】
子供の時期の包茎治療には2種類が存在します。
・包茎手術
・包皮翻転法
包茎手術は、皮を切ってしまうという方法です。手っ取り早いですが、傷跡が残ることもありますし神経などに異常が出るおそれもあります。医師も小児に対する手術には懐疑的な人が過半数を占めています。
最近では包皮翻転法が一般的です。これは、手で少しずつ剥いていったり薬を塗って剥いていかせる方法です。手術に比べると数ヶ月・数年という時間が必要となります。根気が必要で、多くの母親が途中で挫折しているようです。
手でひっくり返す方法は、無理をすると出血し癒着が起きてしまう場合や、感染症にかかる場合があるので十分注意するようにしましょう。
薬は、ステロイド剤(リンデロンVG軟膏という商品)を用います。これを陰部に塗っていくことで、皮が柔らかくなり剥けていきます。ホルモン剤を用いた場合には、副作用が出現することもあります。医師と相談しながら行いましょう。