包茎の治し方
「包茎は不潔」と言われることがありますが、これは説明が逆です。
「不潔な包茎」というのが存在しているだけです。包茎だからといって必ず不潔だとは限らないのです。
【不潔な包茎】
包茎と言っても様々なものが存在しています。
1.通常時に少し皮が被っているだけという人
2.勃起しないと皮が剥けない人
3.皮を剥こうとしても、包皮口が狭すぎて亀頭を完全露出できない人
4・亀頭を覗かせることすらきつい人
などなど段階があります。
1~3の人は、仮性包茎と呼ばれています。3の場合には、包皮輪狭窄症と言います。3の方で、無理して剥くと元に戻らなくなり血流が止まってしまうような場合をカントン包茎と言います。4の場合は、真性包茎と呼ばれています。
3や4は、包皮の中に溜まる垢(恥垢)を洗い落とすことができません。ですから、「不潔な包茎」と言うことができるでしょう。
1や2の人は、恥垢が溜まりやすい傾向にはありますが、毎日風呂でひっくり返して洗浄することができます。においが気になるのであれば、1日2回でも3回でも洗うことはできます。「不衛生になりがりな包茎」ということができるでしょう。もしも臭いや衛生状態を気にして、きちんと清潔にしているのであれば、不衛生でもなんでもありません。むしろ清潔な部類に入るでしょう。
包茎だからといって、不潔とは言い切れないのです。
【非包茎の人は清潔?】
逆の視点から考えてみましょう。人間は誰もが新陳代謝を行っています。皮膚は毎日生まれかわっているので、必ず垢が出てきます。包茎でない完全露出のペニスを持っている人も例外ではありません。
自分は包茎じゃないから、不衛生じゃない!と思って、あまりお風呂でも洗わないようにしていると…垢は必ず蓄積します。長期間放置した恥垢のようにチーズ状にはなりませんが、やはり悪臭の原因となります。
結局は、ペニスをきちんと洗っているかどうかで衛生的か、不衛生かは決まるのです。
ちなみに亀頭周辺の皮膚は口の中と同じような粘膜です。どうしても分泌液が出てしまいます。完全露出のペニスを持っている方は、包皮でカバーされずパンツと直接こすれあいます。下着の臭いは清潔にしている包茎よりも、ズル剥けペニスの人の方がきついのです。
ペニスは性器です。女性器もそうであるように、どうしてもにおいは発生してしまいます。それを定期的にケアするかどうかで不潔かどうかが決まるのです。