あなたの包茎は手術が必要?
あなたの包茎は本当に手術が必要ですか?
包茎手術は「一生モノ」です。慎重に情報を集めて、決断を下すようにしましょう。
【ほとんどの包茎は医学的には手術は不要】
日本人の3人に2人は包茎だと言われています。しかしそのうちのほとんどが仮性包茎です。仮性包茎とは、ペニスの先端の亀頭が普段は皮で覆われているけど勃起すると露出するという状態のことです。
仮性包茎は、医学的な用語ではありません。これに相当するような英語も存在していません。日本独自の概念なのです。
仮性包茎は病気ではありません。
「臭い」「不潔」というイメージを持っているかもしれませんが、剥くことができるのであれば清潔に保つことができます。日々のケアを怠らないようにすればいいだけで、生活上の支障はありません。
要するに、医学的には仮性包茎は手術の必要がないと考えられているのです。
このため、仮性包茎の手術の場合には健康保険も適用されません。全額自己負担となるのです。治療というよりは、美容整形に近い扱いですね。
ここで重要なのが「医学的には不要」というだけで「してはいけない」と言っているわけではないということです。現代の日本では、なんだかんだいって仮性包茎は恥だと考えられています。皮をかぶっているというだけの理由で、深刻なコンプレックスを抱えている人もいるでしょう。ズル剥けのペニスに憧れを抱いている人もいいでしょう。そういう人は、手術のメリットとデメリットをきちんと比較したうえで、自分の判断で決断するようにすればいいのです。
【手術が必要な場合】
包茎の中でも、治療が必要な場合があります。亀頭がほとんど露出できない状態のことを、真性包茎と呼んでいます。皮が伸びないため性交時に激しい痛みを感じたり、不衛生なため炎症が繰り返す場合があります。この場合には治療・手術を検討しましょう。
包皮(亀頭を包んでいる皮)の入り口が狭いのに無理してひっくり返すと、血流が悪くなってしまい赤くはれ上がってしまうことがあります。この症状をカントン包茎といいます。自分で元に戻せる場合にはいいのですが、元に戻せない場合には早急に病院に行き治療をする必要があります。場合によっては、即手術ということもあり得ます。手術は怖い?カントン状態の場合には、そういうことを言っている余裕はありません。最悪の場合、ペニスが壊死して機能しなくなってしまう非常に危険な包茎なのです。