手術後の入浴は?

包茎手術はほとんどが切除を伴う外科手術です。そのため、術後の生活に一定の制限がくわえられます。
特に気になるのはやはり入浴でしょう。
術式や病院の方針にもよりますが、お風呂に浸かるのは1週間前後制限されます。

【湿潤式と乾燥式】
外科の領域では、かつては傷口は乾燥させるのが重要と考えられてきました。これを乾燥式の管理方式といいます。
転んでケガをしてしまった場合を思い浮かべてみてください。一昔前までは、傷口を乾燥させて濡らさないようにするのがいいと言われていましたね。しかし最近では、傷口はジュクジュクしても問題がない、むしろそっちの方が回復が早いと言われるようになってきました。外科分野の考え方に変化があったのです。乾燥させない患部治療法を湿潤式と言います。
包茎手術も切開をしますので、外科の領域です。かつては乾燥式の経過措置がとられていましたが、今では湿潤式に移行しています。これによって入浴の制限もゆるくなったのです。
もっとも乾燥式の考え方を採用している病院もあります。手術の前に、術後のアフターケアについても質問して確認しておくようにしましょう。

【シャワー・入浴の制限】
ここでは、乾燥式を採用している場合の説明をします。病院によって具体的な日数などは変化します。このページの説明よりも医師の指示の方を守るようにしてください。

1.手術当日・翌日
手術当日と翌日はシャワーも禁止されます。傷口がある程度ふさがるまでには24時間程度の時間が必要です。この間は、感染を防ぐためにシャワーが制限されるのです。
2日間の間は、濡らしたタオルで身体を拭くなどで清潔を保つようにしましょう。
2日間シャワーも使えないのですから、できれば夏場などの手術は避けた方がいいかもしれません。仕事が休みのときに手術するように調整するといいですね。

2.3日目以降
3日目(手術の翌々日)以降になるとシャワーが許可されます。包帯を外し、さら湯で石鹸などをつかわず洗浄します。洗ったあとにはタオルで軽く拭いてから包帯を巻きなおします。

3.お風呂
お風呂は1週間前後で許可されます。この期間は、術後の経過によって変動します。
シャワーと比べると、お風呂は全身をお湯に長時間漬けるので、より長く制限されてしまうのです。病院によっては抜糸が終わらないとお風呂を許可しない場合もあります。アフターケアについては、病院によって方針が違うんです。

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