包茎にする手術を受ける?

包茎手術というと、包茎を治す手術を思い浮かべる人がほとんどでしょう。
しかし世の中には「包茎にする」手術というものも存在しているのです。日本ではほとんど実施されていませんが、アメリカではニーズが高まっています。

【包皮再生】
包茎にする手術のことを包皮再生手術といいます。
日本人に包皮再生というと、「?」という顔をしますよね。わざわざ包茎にしてなんの意味があるの?と思う方がほとんどでしょう。

包皮再生はアメリカでブームとなっています。これにはアメリカ独特の事情が存在しているのです。米国では、包茎手術が当たり前となっています。全米の男性の60%以上が新生児のときに包茎手術を経験しています。地域によっては90%以上の方が手術を受けているという場合もあります。国民のほとんどが包茎手術をするというケースはアメリカだけではありません。イスラム教の国々では、割礼といって新生児の皮を切除するのが儀式の一部となっています。
しかしアメリカは宗教的な理由で割礼を行っているのではありません。戦前、アメリカでは自慰行為は身体に悪いと信じられていました。自慰を防止するために包茎手術を受けさせるというのが流行っていたのです。これは、医学的には何の根拠もないものでした。第2次世界大戦後、包茎は性病やガンの原因になるという研究結果が発表されました。この影響を受けて、全米で包茎手術が大流行したのです。1970年代までは新生児の8割以上が包茎手術を受けていました。

しかし近年の研究で、包皮(包茎の方が持っている余分な皮)は充実した性生活を送るためには不可欠だという見解が出されました。このように、包茎のメリットも主張されはじめたため、アメリカでは脱包茎からの反動が起きています。これの一つが包皮再生手術なのです。

包皮を再生させることで得られるメリットは以下のようなものです。
・性感を高めることができる
・自然な形に戻すことができる

包茎にもメリットがあるのです。

【包皮再生手術】
包皮再生手術は、日本のクリニックではほとんど実施されていません。アメリカでも包皮再生は手術よりも器具に頼るケースが多くなってきています。

包皮再生手術は2回手術しなければならないのでリスクが高い、と言われているからです。
1.陰茎の皮を亀頭に移す
2.睾丸の皮を1で取り除いた部分に戻す
手術をしても、包茎に戻ることができない場合もあるようです。

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