包茎手術の海外事情

世界各地で包茎に対する扱いは異なります。
そのため、包茎手術も国によって違いが見られます。

【韓国】
お隣の国の韓国の場合には、包茎手術を受けるのが当たり前というイメージが定着しています。包茎はかっこ悪いという日本のイメージよりも更に進んでおり、「先進国なら包茎手術をして当たり前」と思われています。韓国で包茎の治療が普及したのは、朝鮮戦争以降です。包茎施術が当たり前というアメリカの考え方が持ち込まれたのでしょう。
韓国といえば、美容整形が非常に普及している国です。包茎手術も美容整形の一分野。そういう事情も関係しているのかもしれません。
他の国のように幼児期から手術をするわけではなく、青年時、兵役に就く前に手術を受ける方が多いようです。

【イスラムの国々】
イスラム教が信じられている国々では、宗教上の理由で割礼が行われています。宗教・文化に基づく包茎手術(陰部に傷をつけることも含む)のことを割礼と呼びます。
これらの国では、幼児期に手術を行います。特に厳格な場合には、麻酔を一切使わず泣き叫ぶ赤ちゃんに対してメスを入れます。残酷なようですが、これも教えに基づく儀式の一つなのです。
イスラム教の他、キリスト教を信じている一部の国やユダヤ教徒なども割礼を行います。アフリカなどの部族が行っている儀式も割礼の一種です。

【アメリカ】
アメリカでは、医学的な見地(昔の通俗的な迷信ですが…)から包茎手術が行われてきました。現在でも60%以上の男性が包茎手術を経験しています。もっとも1970年代以降は、包皮の重要性が指摘され手術の数は減少傾向にあります。それでも西部の一部地域などでは90%以上の方に手術を受けさせているようです。
幼児期に親の決定で手術を受けさせるということがほとんどです。そのため、成人してから包皮の再生手術(包茎手術と逆に亀頭を皮で包む手術)も行われています。皮がないのが当たり前だと、求めてしまうのかもしれません。

【ヨーロッパ】
ヨーロッパでは、仮性包茎は包茎として考えられていません。真性包茎とカントン包茎だけが包茎として扱われています。
通常時は皮がついているという状態は、ヨーロッパの方にとって当たり前なのです。ですから、仮性包茎を対象にした手術もほとんど行われていません。

【日本】
日本では、包茎は当たり前(3人に2人が包茎)とされつつも「恥」と思われている部分があります。

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