欧州包茎事情
ヨーロッパでは包茎は自然な状態だと捉えれています。
宗教上の理由での割礼(包茎手術)もほとんど実施されておらず、9割近くの人が何も手をつけていないナチュラルペニスです。
【ヨーロッパでの包茎手術】
ヨーロッパでは、「包茎」というとカントン包茎と真性包茎のみを意味します。仮性包茎に該当する言葉はありません。カット(手術した状態)かノンカット(手術していない状態=ナチュラルペニス)という分類しかないのです。カットをしている割合は90%近くになります。残りの1割程度は宗教上の理由で割礼をした場合か、病的な「包茎」の場合のみです。
キリスト教の戒律には、割礼が含まれています。しかし欧州のキリスト教はそれほど戒律も厳しくなく、ほとんど手術をしないのです。欧州で包茎手術をしている方はユダヤ教徒かイスラム教徒がほとんどというのが実情のようです。
【ヨーロッパの包茎観】
欧州ではペニスが皮で包まれている状態が、自然で美しいと考えられています。古代ローマの時代には、ズル剥けの人はみっともないと考えられていました。かつてのオリンピックは全裸で実施されていました。包茎でない人は皮を無理やり伸ばして、包茎状態にしてから競技を行っていたというのです。徹底していますね。中世の時代には、包茎手術をした場合には死刑という法律もあったようですから驚きです。ペニスに手を加えるのは、冒涜的な行為だとすら考えられていたのです。
ダビデ像などヨーロッパの芸術作品を思い浮かべてみると分かりやすいのですが、ペニスにはみんな皮がついています。皮をかぶっている状態こそが美しいという考え方が現在まで大きな影響を与えています。
日本のように「包茎=恥」とは考えられていないのです。むしろ「非包茎=恥」という感覚に近いかもしれません。
本当にヨーロッパでは包茎は恥ずかしいと思われてないの?と思う方は、ヨーロッパの男性ヌード写真などを探してみましょう。モデルなのに堂々と包茎のペニスを露出しています。
ちなみにヨーロッパでは、包茎よりも陰毛が不潔だと考えられています。そのため、陰毛の処理・カットを行っている方は数多くいます。何が不衛生か、という考え方も時代・地域・文化によって変わるのですね。包茎は悪いと思っている女性がいたら、ヨーロッパの包茎事情を話してあげると目からウロコが落ちるかもしれません。