世界の包茎事情

包茎に対するイメージは国や地域、文化・宗教によって異なります。
イスラム教の国では割礼が普通に行われていますし、逆にヨーロッパでは仮性包茎は自然な状態だと捉えられています。
日本での包茎のイメージは、必ずしも世界共通ではないのです。

【宗教上の理由で割礼を行う国々】
割礼とは、包皮(亀頭を覆っている皮膚)の一部を切り取ることです。包茎手術と同じようなイメージで捉えてもらってかまいません。ただ割礼と呼ぶときには、宗教上・文化上の理由で包茎手術を行っているというニュアンスが含まれます。
イスラム教・キリスト教・ユダヤ教では、宗教上の理由で割礼が行われています。特に、イスラム教の国々では生まれた病院で割礼を行います。麻酔も使わずに行われるような厳格な地域もあるようです。残酷に思えるかもしれませんが、彼らの中では宗教上の儀式なので祝福するべき場面なのです。
アラブの国々やトルコなどで広く行われています。

【文化的な風習として割礼を行う場合】
東南アジアやアフリカなどでは、部族の風習としての割礼が残っています。割礼の方法は、必ずしも包皮を取り除くとは限りません。幼児期ではなく成人の際の儀式として、木の棒を挿すような場合もあります。イニシエーション(通過儀礼)としての意味合いが強いのです。

【アメリカの場合】
アメリカでは6割以上の男性が包茎手術を受けています。アメリカの場合には、宗教上の理由などとは少し違った観点で手術が行われています。元々は、自慰行為(オナニー)を防止するために広まったのです。当時自慰行為は体に悪いという考え(もちろん医学的な根拠はありません)が存在していました。長年包茎手術が続けられた結果、今でも風習・文化として多くの男性が手術を受けています(ほとんどは幼児期に手術を受けるので、「受けされられている」と表現したほうがいいかもしれません)。

【ヨーロッパの場合】
これらの国々に対して、ヨーロッパは包茎に対して寛容です。ダビデ像などの芸術作品を思い出してみてください。欧州では、包茎が人間にとって自然な状態だというイメージが定着しているのです。
ですから、包茎でも恥ずかしいと思うことはありません。

【韓国の場合】
韓国ではこの数十年の間に急速に包茎手術が普及しました。現在では、8割以上の方が包茎手術を受けているようです。「先進国なら包茎手術をするのが当たり前」とまで考えられています。


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