1型亀頭完全露出

一般に包茎は、仮性包茎・真性包茎・カントン包茎の3種類に分類されます。しかし、この分類では大雑把過ぎるという指摘が近年なされています。
なにしろ日本男性の60%以上は仮性包茎なのです。仮性包茎にも重度・軽度が存在しています。このような観点から整理しなおした考えかたが4分類法です(カントンも含めると5分類です)。

1型亀頭完全露出とは、非包茎の状態のことです。治療などは必要ありません。

【1型亀頭完全露出とは】
1型は、包茎でないペニスのことです。勃起していない通常の状態でも、亀頭(ペニスの先)が完全に露出(皮がかぶっていない)状態を指します。
「正常なペニス」と表現されることがありますが、日本人のうち1型に該当する人は20%しかいません。むしろ少数派に属するのです。

【1型以外は異常?】
1型が正常と考えると、それ以外のペニスはすべて異常ということになってしまいます。しかし、そういうわけでもありません。4型とカントン包茎を除くと、医学的には病気とは診断されません。病気ではなく、身体的な特徴にすぎないのです。
たしかに皮をかぶっていると恥ずかしいと思うかもしれませんし、不潔になりがちです。しかし世界的には仮性包茎をナチュラルペニスと呼んで、称賛する傾向もみられます。また日ごろ丁寧に洗うことで、清潔に保つこともできます。
必ずしも1型だけが正常とはいえないのです。

【1型の人が陥りがちな罠】
1型の人は、「自分はズル剥けだから」と自信を持っています。この自信が、意外な欠点を招いてしまうこともあります。
皮膚は常に新陳代謝を繰り返しており、古い角質は垢となります。ペニスも例外ではありません。「完全に露出しているから、恥垢はたまらないし清潔なんだ。」という考え方は間違いなのです。剥けていようが剥けていまいが、必ず垢は溜まります。きちんと毎日お風呂で洗浄しないと、たとえ1型であろうとも不潔になってしまいます。くさくなることもありますし、亀頭炎などの病気になってしまうこともあります。この面では、仮性包茎と1型との間に違いはあまりないと言えるかもしれません。
また包皮(余った皮)には、性交時の摩擦を緩和するという役割があります。これがない状態ですから、女性は性行為時に痛みを感じてしまうこともあります。
ズル剥けの場合にも、デメリットはあるのです。

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