3型仮性露出

今までは、皮をかぶっていたら一まとめに包茎といわれていました。しかしそれでは大雑把すぎます。日本人の80%近くが包茎になってしまいます。
最近では、包茎の分類をより詳細にしようという動きがみられます。2型や3型という分類は、その考え方に基づくものです。

3型仮性露出とは、基本的にペニスの先の亀頭が露出しているものの皮が余っており非勃起時には、半分以上が皮で覆われている状態のことを指します。
日本人で一番多いタイプです。

【3型仮性露出とは】
3型仮性露出は、今までの仮性包茎のイメージに一番近い分類です。勃起時にはある程度亀頭が露出する。しかし通常時には半分以上が皮で覆われてしまっている…というパターンです。
亀頭がほとんど露出できない状態は真性包茎=4型です。平常時、半分以上が露出しているペニスは2型に分類されます。

完全に剥くことができる・半分以上皮がかぶっている、という2点が3型の特徴です。

【狭さく症とカントン包茎】
完全に剥くことは可能なものの、包皮の入り口(包皮輪)がかなり狭く多少の違和感を感じるという場合も3型に含まれます。これは、「包皮輪狭さく症」と呼ばれる状態です。通常の3型が「一般的な仮性包茎」、2型が「軽度の仮性包茎」とすると、包皮狭さく症は、「重度の仮性包茎」に分類されるでしょう。もっとも、狭窄症の場合でも病気とは診断されない場合がほとんどです。当然、通常の3型も病気ではありません。

包皮輪がさらに狭く、皮をひっくり返すと血流が止まってしまうような場合には、カントン包茎と呼ばれます。通常、3型にはカントン状態は含まれません。3型は病気ではありませんが、カントン包茎は非常に危険な病気です。そのまま放置すると、陰茎が壊死して機能を失ってしまうこともあります。カントン状態になったら、すぐに泌尿器科にいって治療を受けるようにしましょう。

【3型は治療が必要かどうか】
すでに上述しましたが3型は医学的には病気とは考えられていません。手術を受けても健康保険は使うことができません。
普段は皮で覆われているため、恥垢も溜まりやすく不衛生になりがちです。剥いて洗えば問題はありません。剥いた状態で慣らせば、外部からの刺激にも慣れて、早漏も改善されます。
基本的に3型は手術の必要はありません。
ただ自分に自信を持ちたい方は、やはり治療したほうがいいでしょう。まずは病院に相談を!

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