包茎は本当に不潔?

包茎といえば、「不衛生」「汚い」「くさい」というイメージをもたれています。本当にそうなのでしょうか?
包茎であっても、きちんと洗えば衛生状態を保つことができます。日ごろのケアが大事なんです。

【どうして不衛生なのか】
包茎は、亀頭に皮がかぶっている状態のことです。皮の内側は、普段は露出していないので垢がたまってしまいます。恥垢(ちこう)と呼ばれていますね。
恥垢は老廃物が蓄積したものです。長期間放置してしまうと、発酵したようなにおいを発します。チーズのようなにおいと言われますよね。尿道と近いこともあり、雑菌なども含まれています。炎症の原因となることもあります。エイズなどのウィルスの温床になっているという指摘もされています。
「包茎の人は恥垢がたまりやすい⇒不潔」という構図なのです。
包茎自身が汚いなのではなく、恥垢がいけないのですね。

【きれいにするために】
ですから、包茎の方であっても恥垢を毎日落としていれば清潔に保つことができます。亀頭と皮の間に癒着が起きていない仮性包茎の方であれば、簡単に洗うことができるはずです。
具体的には、風呂場で皮を剥いて水・石鹸などで洗浄をします。洗うときの摩擦に耐えることができない…という方。是非、毎日の風呂の時間を使って外部からの刺激に慣れておくようにしましょう。このようにすることで、早漏を改善する効果も期待できます。

ちなみにズル剥けの方でも、垢はたまります。これを放置しておくとやはり臭ってきます。手入れをしている包茎よりも、手入れをしていない非包茎の方が汚いんです。

【洗えない方】
問題は、恥垢を落とすことができない真性包茎の方です。仮性包茎の方でも、皮の入り口(包皮口)が狭い場合には奥まで洗うことができないでしょう。無理に剥いてしまうと、皮が戻らなくなってカントン包茎になってしまうこともあります。
このような場合にも、可能な限り洗うようにするのが基本です。
しかし、どうしても限界があります。奥まで洗うことができないので不潔になってしまうのですね。

このような方は、包茎治療が必要です。

真性包茎などで炎症がよく起きる・性行為のときに痛みが生じるなどの場合には、保険適用が可能です。1~3万円程度で手術をすることができますので、まずは病院に相談に行ってみるようにしましょう。

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