バイクリル糸

包茎手術は切除術が大半を占めています。メスを入れた後には糸で縫合するのですが、抜糸は非常に痛いイメージがあるかもしれません。
最近では、人体に吸収される手術用の糸が使われるようになっています。

【包茎手術の簡単な流れ】
包茎手術には、切らないで済むような術式もあります。ですがほとんどの術式は、メスを入れます。切開したら、糸で縫う必要があります。そして数日後、抜糸作業を行います。抜糸は麻酔を使わないことも多くかなり傷む場合もあります。
抜糸がこわくて手術を避けているという人も少なくありません。

【バイクリル糸】
最近では、抜糸を行わなくていい糸が用いられ始めています。クリニックによっては、糸の種類を選べないところもありますが、大手のクリニックは糸の種類を選択することができます。
バイクリル糸というのは、人体に吸収されてなくなってしまうタイプの縫合糸です。編み糸の形状になっており、だんだんと溶けていき最終的には身体に吸収されてなくなってしまうのが特徴です。編み糸の形状になっているので、強度も強くある程度の柔軟性もあります。

一般的なバイクリル糸は、2週間程度ほど効果を発揮します。その後、50日程度かけてゆっくりとカラダに吸収されていきます。切開された皮膚がある程度修復するために必要な器官は、2日と言われています。2週間も効果が持続するのは長すぎる…と思う方もいるのではないでしょうか。
持続期間が長いということは、患部をしっかりとくっつけることができるということです。その反面、糸の痛みが長時間続くということでもあります。

最近では、バイクリルラピッドというタイプの新しい糸も開発されています。この糸は、持続力が5日です。傷痕がある程度治癒するには十分な期間ですね。ちなみに溶けてなくなるまでの期間は40日程度です。この糸は、通常のバイクリル糸よりも高価です。

どうでしょうか。手術の糸ひとつ取っても、様々なものが存在していることが分かるでしょう。保険診療の場合には、縫合糸の種類までは選べないことがほとんどです。自由診療は、値段が高い分患者の選択肢が非常に多くなっています。
それぞれの糸には長短が存在していますので、きちんと説明を受けられるクリニックで医師と相談しながら決定していくといいでしょう。

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