閉塞性乾燥性亀頭炎

閉塞性乾燥性亀頭炎とは、亀頭の炎症が慢性化してしまうことによって生じる病気です。
治療には手術が必要となる重い病気です。特に包茎の方が発症しやすいので、早めに包茎を治療することが予防の最善策です。

【亀頭包皮炎】
ペニスの病気で、一番よくある病気が「亀頭包皮炎」です。これは、ペニスの先端の亀頭部やそれを包んでいる皮の内側が炎症を起こしてしまう病気です。痛み・腫れ・膿などの症状があります。
亀頭炎自体は、よくある病気で薬を塗るだけで治療することが可能です。そこまで痛みが激しくない場合には、病院にいかずに済ませてしまうことも多いようです。
包皮炎の原因は、包皮の内側に溜まった恥垢や細菌です。恥垢は、包茎の人のペニスに蓄積しやすい垢です。特に症状が重い包茎の方は、日ごろのケアができないため不衛生になりがちです。亀頭炎は、衛生状態が良くないことを示すサインになっています。
亀頭炎が何度か繰り返すようなら、包茎を治療する必要があります。

【閉塞性乾燥性亀頭炎】
亀頭炎が何度も繰り返し発症し、慢性化してしまうと亀頭を包んでいる皮(包皮)がだんだん硬質化してしまいます。柔軟で伸縮性に富んでいるはずの包皮が、乾燥して白く硬くなってしまうのです。
この状態を乾燥性亀頭炎と言います。
乾燥がさらに進むと、皮がだんだん縮まっていき包皮の先端(包皮口・包皮輪)が閉じてしまいます。この状態が、閉塞性乾燥性亀頭炎です。状態としては、真性包茎の方と同じようになってしまいます。場合によっては、尿道が狭くなり尿道炎を併発することもあります。
また、包皮がひび割れした状態になってしまいますので、性交に支障が出ます。自慰行為すら痛みでできないという場合がほとんどでしょう。

かなり重い病気ということができます。

【治療】
この状態になってしまったら、切開など包茎を治療する手術が必要になります。尿道にも影響が出ている場合には、尿道口形成などの高度な手術も必要となってきます。

亀頭や包皮の炎症は、不潔になっている兆候です。これを見逃さず、日ごろのケアをしていくことが重要です。炎症が繰り返すようなら、大変なことになる前に、泌尿器科に相談に行くといいでしょう。美容クリニックなどで包茎手術を受けてもいいですね。

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