包茎手術してはダメな人
包茎手術は基本的に誰でも受けることができます。
しかし中には手術に「向いていない」人も存在しています。本当に自分に手術が必要なのかどうかをしっかりと考えるのが大事です。
【見た目を追求している人は向いていない】
「勃起していないときでもズル剥けの状態にしたい」人は、手術によって弊害がでることがあります。
たとえば、「通常時の長さが4cmの人」が常時剥けているような状態に手術をしたとします。
たっていないときにはこれでいいかもしれませんが、膨張してしまうと皮にすごい負担がかかってしまいます。つっぱった感覚を覚えたり、変な方向に反ってしまったり等支障が出てしまうのです。
膨張率が高い人(通常時と勃起時の差が4倍以上)の人もあまり手術には向いていない事がお分かりいただけるでしょう。
「普段は4cmなのに、勃起すると16cmになる」という方は、4倍以上の膨張率があるということになります。4cmに合わせて皮を切ってしまうと、12cm分長さが不足してしまいます。これではピンとなってしまうのも仕方ありませんね。
もちろん手術では、皮をすこし余らせることで出来る限り違和感を抑えるように処置することができます。先ほどの例だと、16cmに合わせて切っていくわけです。ただ、「仮性包茎みたいでかっこわるい…」と思ってしまうような方には、あまり向いていません。見た目ばかりを追求してしまうと、かえって恰好悪いペニスになってしまうことだってあるのです。
具体的にどのくらい切除すればいいのか、については実際に医師に診断してもらい話合いをしながら決めていくようにしましょう。膨張率が高すぎるような人の場合には、きちんと申告をするようにすると安全です。
【女性との性交渉を楽しみたいという人】
性交を楽しみたい!という人は、手術に向いていない可能性があります。手術では、包皮の先端部を切除するのですが、この部分は快感を高める働きをしています。この部位がなくなったことにより、絶頂に達しづらくなってしまうことがあるのです。
もちろん真性包茎などで、実際に支障が出ている方は手術が必要です。
【未成年者】
ペニスは18歳まで成長すると言われています。中学生・高校生の時点で包茎であっても、成長に伴って解消されるということもあるのです。
この時点で切ってしまうと、皮がつっぱってしまうという弊害も起きてしまう可能性があります。