亀頭直下埋没法

亀頭直下埋没法は、現在一番多く実施されている包茎手術の方法です。
亀頭のすぐ下の部分にある皮を切取り、カリ(亀頭の淵)で縫い合わせます。

【亀頭直下埋没法とは】
包茎の方の亀頭(ペニスの先の亀の頭の形をしている部分)を包んでいる余分な皮のことを包皮といいます。亀頭の淵にある溝は雁(カリ)と俗に呼ばれています。包皮の内側の粘膜状の部分は、包皮内板といいます。
亀頭直下埋没法とは、包皮内板を切取ってカリの部分で切った箇所を縫合するという手術方法です。
包茎の手術方法は多様化していますが、その中でも一番用いられている手術方法と言うことができるでしょう。

【亀頭直下埋没法のメリット】
・傷痕、縫合の跡がほとんど目立たない
・ツートンカラーになりづらい
・どこのクリニックでも受けることができる

【亀頭直下埋没法のデメリット】
・縫合が難しく医師のレベル次第という要素がある
・へたくそな医師だと傷痕が目立つ
・下手な医師の場合には、縫合が甘く傷痕が開いてしまうことがある
・上手でない医師が行うと、皮を切りすぎてつっぱりが生じてしまうことがある
・包皮内板は性感帯という研究があり、性感が弱くなったという報告もある

亀頭直下埋没法のデメリットは、ほとんどは医師の腕次第です。上手な医師が行った場合には、きれいに仕上がる無難な方法だといえるでしょう。
包皮内板が性感帯なのかどうかについては、医師の間でも見解が分かれており世界中で議論になっています。

【他の手術方法とどちらがよい?】
包皮内板を切り取って感覚が鈍くなるのが怖い…という方は、ペニスの付け根の方にメスを入れる根部環状切除術を検討してみるといいでしょう。ただしこの方法は、軽度の仮性包茎の方しか利用できません。真性包茎や皮がかなり余っている方には有効ではありません。
亀頭直下埋没法は、亀頭の裏側の小帯(ウラスジ)にもメスを入れてしまいます。オプションで、小帯を切らないようにしてもらうといいでしょう。この手術方法をVカット小帯温存法といいます。
亀頭直下埋没法とVカット小帯温存法、さらにコーレス筋膜皮下温存法という3つの方法を組み合わせたEST式複合式包茎手術法という独自の方法もあります。コーレス筋膜は、ペニスのスライドを担当している部位です。これを温存することで、スムーズな動きを保持できます。

このように、現在の手術法は亀頭直下埋没法をベースに工夫を重ねています。

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